機種変更のときのゲームのデータ引き継ぎ事前に確かめること
この記事は、スマホの機種変更を控えていて、「遊んでいるゲームのデータが消えてしまわないか」と不安に感じている人に向けて書いています。
ゲームのデータを新しいスマホに移す方法は、ゲームごとに違います。ここでは特定のゲームの手順ではなく、多くのゲームに共通する考え方と、機種変更の前に確かめておきたいことを説明します。
実際の手順は、遊んでいるゲームの公式のお知らせやヘルプで確かめてください。
機種変更でゲームのデータが消えることがあるのはなぜか
スマホゲームのデータは、多くの場合、ゲームの運営会社のサーバーに保存されています。ゲームのアプリは、そのデータを「この端末の、この利用者のもの」と結びつけて読み込んでいます。
機種変更をすると、端末が変わるため、新しいスマホのアプリは、どのデータが自分のものかを知りません。そこで、古い端末のデータと新しい端末を結びつける作業が必要になります。この作業がデータ引き継ぎです。
引き継ぎの準備をしないまま古い端末を初期化したり、手放したりすると、データを結びつける手がかりがなくなり、元に戻せなくなることがあります。多くの場合、ゲームのアプリを入れ直すだけではデータは戻らないと考えておくのが安全です。
引き継ぎの準備は、古い端末が手元にあり、ゲームが動くうちに済ませます。新しいスマホを買ってからではなく、買う前に始めるのが確実です。
引き継ぎコードとアカウント連携の考え方
データを引き継ぐ方法は、大きく分けて2つあります。1つのゲームが、両方を用意していることもあります。
| 方法 | 仕組み | 気をつけたい点 |
|---|---|---|
| 引き継ぎコード | ゲームが発行するIDと、自分で決めたパスワードなどを、新しい端末で入力する | 有効期限や、一度使うと無効になる決まりがあることがある。控えをなくすと使えない |
| アカウント連携 | ゲームのデータを、Apple や Google のアカウント、ゲーム独自のアカウントなどと結びつけておく | 連携したアカウントのログイン情報を忘れると引き継げない |
引き継ぎコードの場合
引き継ぎコードは、ゲームの設定やメニューの中にある「データ引き継ぎ」「機種変更」などの項目から発行するのが一般的です。発行したら、画面の写真だけでなく、紙やパスワード管理の仕組みなど、端末の外にも控えを残しておきます。古い端末の中にしか控えがないと、端末が壊れたときに使えなくなります。
アカウント連携の場合
アカウント連携は、一度設定しておけば、新しい端末で同じアカウントにログインするだけで引き継げることが多い方法です。どのアカウントと連携したかを、メモしておくと迷いません。
機種変更の前に確かめること
機種変更の前に、遊んでいるゲームごとに次のことを確かめておきます。
- そのゲームの公式のお知らせやヘルプに、機種変更の案内があるか
- 引き継ぎコードを発行したか、またはアカウント連携を済ませたか
- 引き継ぎコードやパスワード、連携したアカウントの控えを、端末の外に残したか
- 引き継ぎに有効期限がある場合、新しい端末で手続きする日までに切れないか
- 自分のプレイヤー名やIDを控えたか(問い合わせのときに必要になることがある)
また、新しい端末で引き継ぎが終わり、データが正しく表示されることを確かめるまでは、古い端末のゲームを消したり、端末を初期化したりしないでおきます。
しばらく遊んでいないゲームも、機種変更を機に確かめておくと安心です。「また遊ぶかもしれない」ゲームのデータは、この時に引き継ぎの準備をしておかないと、あとから戻せないことがあります。
iPhoneとAndroidの間で機種変更するときの注意
iPhone から Android へ、または Android から iPhone へと、OS が変わる機種変更では、同じ OS どうしよりも注意が必要です。
- アカウント連携の種類によっては、片方の OS でしか使えないものがある
- ゲームによっては、課金して買ったゲーム内通貨が、OS をまたぐと引き継げない、または扱いが変わることがある
- 買い切りのアイテムや月額パスの扱いが、OS ごとに分かれていることがある
これらはゲームごとに決まりが違います。OS が変わる機種変更を考えている人は、遊んでいるゲームの公式ヘルプで、OS をまたぐ場合の扱いを先に確かめておきます。月額パスなどの定期購入はストアごとに管理されているので、古い端末側のストアで解約が必要かどうかも見ておきます。定期購入の注意は基本無料のスマホゲームの仕組みで触れています。
引き継ぎコードを狙った詐欺に気をつける
引き継ぎコードとパスワードは、ゲームのデータそのものの鍵です。ほかの人に知られると、データを持ち出されてしまうことがあります。
- 引き継ぎコードやパスワードを、SNS や掲示板に載せない
- 「データを強くしてあげる」「アイテムを無料で渡す」などと言われても、コードを教えない
- 引き継ぎの画面の写真を投稿しない(コードが写り込むことがある)
- ゲームの運営会社を名乗る連絡でも、公式サイトから問い合わせ先を確かめてから応じる
アカウント連携で使う Apple や Google のアカウントも同じです。ログイン情報を守ることは、課金の安全にもつながります。子どもが使う端末では、子どものゲーム課金トラブルを防ぐで説明している、子ども専用のアカウントの考え方もあわせて取り入れてください。新しい端末に入れたアプリの権限の見直しは、アプリの権限とプライバシーの確かめ方にまとめています。