ゲームの課金に上限をかける方法iPhoneとAndroidの設定
この記事は、スマホゲームの課金を「しない」または「月にいくらまで」と決めたものの、つい使いすぎてしまわないか心配な人に向けて書いています。
iPhone と Android には、課金を止めたり、払う前に確認を入れたり、家族の承認を必要にしたりする設定があります。
ここでは、Apple と Google の公式サポートページで確かめた機能だけを、端末ごとに説明します。
課金の上限をかける前に知っておくこと
スマホの設定でできることは、大きく分けて次の3つです。
| できること | iPhone | Android(Google Play) |
|---|---|---|
| 課金そのものを止める | スクリーンタイムで App内課金を「許可しない」 | この記事で扱う範囲では、購入の確認や承認で代わりに防ぐ |
| 払う前に確認を入れる | 購入時にパスワードを求める設定 | 購入の確認(毎回認証) |
| 家族の承認を必要にする | 承認と購入のリクエスト(ファミリー共有) | 購入の承認(ファミリーリンク・ファミリー) |
| 使った金額の目安を知る | - | 予算の設定(超えても購入は止まらない) |
設定アプリやストアのメニューの名前は、OS やアプリの更新で変わることがあります。この記事のメニュー名は、2026年10月17日に各公式ページで確認したものです。見つからないときは、リンク先の最新の案内を確かめてください。
iPhoneでゲームの課金を止める - スクリーンタイム
Apple サポートによると、iPhone や iPad では、スクリーンタイムを使って App内課金を止められます。スクリーンタイムを有効にしたうえで、設定アプリの「スクリーンタイム」から、アプリとウェブサイトに関する項目、「App Store」の順に進み、「App内課金」を「許可しない」にします。同じ画面で、App Store での今後の購入にパスワードを必須にする設定も用意されています(Apple サポート「iPhoneまたはiPadのスクリーンタイムでAppleのApp内課金を無効にする」、2026年10月17日に公式ページで確認)。
自分で使う iPhone でも、この設定は役に立ちます。「課金しない」と決めた人は App内課金を止めておけば、うっかり購入ボタンを押しても支払いには進みません。課金するときだけ一時的に許可に戻す、という使い方もできます。
スクリーンタイムのパスコードを、端末のロック解除と別のものにしておくと、勢いで設定を戻しにくくなります。
iPhoneで家族の承認を必要にする - 承認と購入のリクエスト
子どもが自分の iPhone を持っている場合は、ファミリー共有の「承認と購入のリクエスト」が使えます。Apple サポートによると、この設定をオンにすると、子どもがアプリのダウンロードや App内課金をしようとしたときに保護者に承認のリクエストが届き、承認すると購入され、却下すると購入もダウンロードも行われません(Apple サポート「『承認と購入のリクエスト』でお子様の購入やダウンロードを承認する」、同日に確認)。
設定は、保護者の iPhone で「設定」から「ファミリー」、子どもの名前、「アプリとウェブサイト」、「制限」、「承認と購入のリクエスト」と進み、「購入の承認を必要にする」をオンにします。同じページでは、次のことも説明されています。
- 国や地域によっては、18歳未満の子どもには既定でオンになり、オフにできない場合がある
- 子ども専用の Apple Account が必要で、ほかの人と共有しない
- リクエストに24時間以内に対応しなかった場合、子どもはもう一度リクエストを送る必要がある
子どもの課金トラブル全体の防ぎ方は、子どものゲーム課金トラブルを防ぐにまとめています。
Androidで払う前に確認を入れる - 購入の確認
Google Play のヘルプによると、Android では Play ストアアプリでプロフィール写真をタップし、「お支払いと定期購入」、「購入の確認」と進むと、購入時の認証の要件や頻度を変えられます。確認の頻度は「毎回(デフォルト設定)」「30 分毎(モバイル デバイスのみ)」「なし」から選べます(Google Play ヘルプ「Google Play での購入の確認」、同日に確認)。
課金を控えたい人は「毎回」にしておくのが安心です。購入のたびに認証が入るので、勢いで続けて買うことを防ぎやすくなります。「なし」にすると、認証なしで購入できる状態になるので避けておきます。
Androidで家族の承認と予算を使う
ファミリーリンクで購入の承認を必要にする
子どもが Android を使う場合は、ファミリーリンクで購入の承認を設定できます。Google Play のヘルプによると、保護者の端末でファミリーリンクアプリを開いて子どもを選び、「管理」、「Google Play」と進み、「購入とダウンロードの承認」の「承認を必要とするアイテム」で、承認が必要なコンテンツの種類を選びます。種類は、すべてのコンテンツ、有料コンテンツのみ、アプリ内購入のみ、なしの中から選べます。この設定は Google Play の課金システムを通じた購入にだけ適用されます(Google Play ヘルプ「Google Play での購入の承認」、同日に確認)。
予算を設定する
自分の課金額の目安を知りたい人は、Google Play の予算が使えます。Play ストアアプリでプロフィール写真をタップし、「お支払いと定期購入」、「予算と履歴」、「予算を設定」と進んで金額を入力します。ヘルプには、予算を超えた場合でも取引は行えると書かれており、予算に近づいたり超えたりすると、購入のたびにメッセージが表示される仕組みです(Google Play ヘルプ「Google Play で使う予算を設定する」、同日に確認)。
Google Play の予算は、購入を止める機能ではなく、使いすぎに気づくための目安です。課金を止めたい場合は、予算だけに頼らず、購入の確認を「毎回」にする設定と組み合わせます。
ストア以外の支払いにも目を向ける
国民生活センターは、子どもの無断課金の相談事例として、保護者名義のスマホでキャリア決済が使われ、上限額を下げられることを知らなかった例を紹介しています。アドバイスとして、アカウントの決済とキャリア決済の両方に承認の設定をすることや、キャリア決済の上限額を必要に応じて低くすることを挙げています(国民生活センター「子どものオンラインゲーム 無断課金につながるあぶない場面に注意」、2026年10月17日に公式ページで確認)。
キャリア決済の上限の変え方は、契約している携帯電話会社の案内で確かめてください。また、Google Play の購入の承認が Google Play の課金システムを通じた購入にだけ適用されるように、ストアの設定はストアを通る支払いにしか効きません。ゲームの公式サイトなどで別の方法で支払う場合は、その支払い方法の側で管理が必要です。
上限を決める前に、ガチャの費用の見積もり方を知っておくと、金額を決めやすくなります。ガチャの確率表示の読み方もあわせて読んでみてください。