アプリの権限とプライバシーの確かめ方iPhoneとAndroid
この記事は、スマホゲームを入れるときに「位置情報や連絡先へのアクセスを求められたけれど、許可してよいのか分からない」と感じた人に向けて書いています。
アプリが集めるデータは、インストールの前にストアで、インストールの後に端末の設定で確かめられます。
ここでは、App Store と Google Play、iPhone と Android の公式ページで確かめた内容をもとに、見る場所と考え方を説明します。
アプリの権限とプライバシーはなぜ確かめるのか
アプリの「権限」は、アプリが端末の機能や情報(位置情報、カメラ、マイク、写真、連絡先など)を使ってよいかどうかの許可です。ゲームの中には、写真を保存する、ほかの人と声で話す、近くの人と遊ぶといった機能のために、権限を求めるものがあります。
権限を求めること自体は珍しくありません。大事なのは、その権限がゲームの機能に照らして納得できるかどうかです。たとえば、ひとりで遊ぶパズルゲームが連絡先へのアクセスを求めてきたら、何に使うのかを考えてから決めます。
確かめる場所は、インストール前と後の2つです。
| いつ | iPhone | Android |
|---|---|---|
| インストールの前 | App Store のプライバシー情報 | Google Play のデータセーフティ |
| インストールの後 | 設定の「プライバシーとセキュリティ」 | 設定の「アプリ」または「権限マネージャ」 |
インストール前 - App Store のプライバシー情報
Apple サポートによると、App Store では各アプリの製品ページで、収集されるデータの種類と、そのデータが個人に紐付けられるか、トラッキングに使われるかを確認できます。区分には「ユーザのトラッキングに使用されるデータ」「ユーザに関連付けられたデータ」「ユーザに関連付けられないデータ」があり、情報はデベロッパが自己申告する形になっています(Apple サポート「App Store のプライバシー情報とデータ管理の選択肢について」、2026年10月17日に公式ページで確認)。
アプリのページを下にスクロールすると、プライバシーの欄があります。とくに「ユーザのトラッキングに使用されるデータ」の欄に何が書かれているかは、目を通しておきたいところです。
インストール前 - Google Play のデータセーフティ
Google Play のヘルプによると、Google Play でアプリを開くと「データ セーフティ」の欄に概要が表示され、「詳細を表示」で詳しい内容を見られます。収集されるデータの種類と用途、第三者との共有の有無、転送時の暗号化などのセキュリティの方針、データの削除をリクエストする方法などが載っています(Google Play ヘルプ「Google Play のデータ セーフティ セクションで、アプリのプライバシーとセキュリティの方針について理解する」、同日に確認)。
同じヘルプでは、この情報はアプリのデベロッパーが宣言した内容にもとづくものであること、アプリの権限の一覧とデータセーフティの記載は異なることがあることも説明されています。
App Store のプライバシー情報も、Google Play のデータセーフティも、提供元の申告です。ストアが中身を保証するものではないので、インストール後に端末の設定で、実際にどの権限を与えたかも確かめます。
インストール後 - iPhoneで権限を確かめて取り消す
Apple の iPhone ユーザガイドによると、「設定」の「プライバシーとセキュリティ」で、カメラ、マイク、Bluetooth、ローカルネットワークなどの機能をタップすると、アクセスを求めたアプリの一覧が表示され、アプリごとにアクセスをオン・オフできます(Apple サポート「iPhoneでハードウェア機能へのアクセスを制御する」、同日に確認)。
位置情報は、「設定」の「プライバシーとセキュリティ」、「位置情報サービス」で、アプリごとのアクセスを確認・変更できます。「正確な位置情報」をオフにすると、そのアプリにはおおよその位置情報だけが共有されます(Apple サポート「位置情報サービス設定を管理する」、同日に確認)。
インストール後 - Androidで権限を確かめて取り消す
Android ヘルプによると、権限は2つの方向から確かめられます(Android ヘルプ「Android スマートフォンでアプリの権限を変更する」、同日に確認)。
- アプリごと:設定アプリの「アプリ」から対象のアプリを選び、「権限」を開いて、項目ごとに許可または許可しないを選ぶ
- 権限の種類ごと:設定アプリの「セキュリティとプライバシー」、「プライバシー」、「権限マネージャ」と進み、カメラや連絡先などの種類を選んで、アプリごとに変える
位置情報、カメラ、マイクでは、「アプリの使用中のみ許可」「毎回確認」「許可しない」などを選べます(位置情報には「常に許可」もあります)。また、対象アプリの設定で「使用していないアプリを一時停止する」をオンにすると、しばらく使っていないアプリの権限を整理する仕組みも用意されています。
設定のメニューの名前と場所は、OS のバージョンや端末のメーカーによって異なります。この記事の名前は、2026年10月17日に各公式ページで確認したものです。権限を取り消すと、その権限を使う機能が動かなくなることがありますが、必要になったときに許可し直せます。
権限を許可するかどうかの考え方
迷ったときは、次の順で考えると決めやすくなります。
- その権限を、ゲームのどの機能が使うのかが分かるか
- その機能を、自分は使うつもりがあるか
- 「アプリの使用中のみ」や「1度だけ」など、範囲を狭めて許可できないか
使わない機能のための権限は、許可しなくてもゲームの中心の遊びはできることが多くあります。ゲームを選ぶ段階でストアの説明を見るときの見どころは自分に合うスマホゲームの選び方に、子どもの端末の管理は子どものゲーム課金トラブルを防ぐにまとめています。機種変更の後は、新しい端末であらためて権限を見直すとよいでしょう。引き継ぎの注意は機種変更のときのデータ引き継ぎで説明しています。